子育て終わった、やっと貯金できる!→50代仲良し夫婦、10年で急ピッチ。定年退職までに老後資金3,000万円を作り、年金288万円で快適な老後をスタートも…1年後、「喧嘩しかしてません」後悔の理由【FPが解説】

子育て終わった、やっと貯金できる!→50代仲良し夫婦、10年で急ピッチ。定年退職までに老後資金3,000万円を作り、年金288万円で快適な老後をスタートも…1年後、「喧嘩しかしてません」後悔の理由【FPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

住宅ローンを組むには、一般的に安定した収入とある程度の自己資金が必要です。しかし、子どもが複数人いたり、私立へ進学させていたり、習い事に力を入れていたり……現役時代に教育費が家計に占める割合が大きくなることで、マイホーム購入の機会を逃す家庭もいるでしょう。子育てが一段落し、ようやく手にしたまとまった資金で、長年の夢だったマイホーム購入に踏み切る――それは、第二の人生の始まりへの期待に満ちた決断かもしれません。本記事では坂井誠さん(仮名)の事例とともに、定年退職後の住まい選びの注意点について、波多FP事務所の代表ファイナンシャルプランナー・波多勇気氏が解説します。※プライバシー保護の観点から、相談者の個人情報および相談内容を一部変更しています。

住宅は人生設計の一部

坂井さん夫婦は現在、ライフプランの見直しに取り組んでいます。具体的には、月3万円の予算で旅行・外食・趣味の支出をコントロールする「気晴らし予算」の設定や、将来的な住み替えも視野に入れた出口設計の検討を始めました。

 

人生100年時代、住宅購入はあくまで「点」であり、人生設計は「線」で見ていくべきです。老後のマイホーム購入においては、

 

・住宅取得が資産形成の“最終章”であること

・それが生活の自由度を奪ってしまうリスクもあること

・“経済的自由”だけでなく“心理的自由”を保てるかどうか

 

これら3点を必ずチェックすべきだと、筆者はFPとして強く思います。「家を買ったら幸せになれる」……その思い込みが、人生の選択肢を狭めることもあります。特に坂井さん夫婦にとってマイホームは、理想が膨らみ過ぎていたのかもしれません。現役時代に物価の高い東京で子どもを3人育てており、マイホームに手を出すことができなかったことの反動もあったと思われます。

 

住まいはあくまで“手段”であって、“目的”ではないのです。購入を考えるなら、「この家に住みながら、どうやって心豊かに生きていくか?」まで、ぜひじっくり考えてみてください。

 

 

波多 勇気

波多FP事務所

代表ファイナンシャルプランナー

 

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※プライバシーのため、実際の事例内容を一部改変しています。

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